相続・贈与の悩み解決

相続財産である不動産の境界がもとで、トラブルが発生するケースは少なくありません。
公図や登記上では、しっかりと境界が存在していても、実際に現地に行ってみると、隣地との境界がまったく違うことも珍しくありません。
ここでは、どのようにしてトラブルを未然に防ぐか、不動産の境界を明確にする方法をご案内します。

こんな時は要注意！トラブルになりそうな不動産

• 隣の不動産が侵食している
• 置石が崩れていて境界が不明瞭

このような境界がはっきりしない場合はどうすればよいのでしょう？
以下のような方法で解決にあたりましょう。

不動産の境界問題の解決方法

どんな場合でも境界問題で困ったときは、相続の専門家に相談し、公正な立場で判断してもらうことが最善策といえるでしょう。
主な解決方法、相談先をご紹介します。

• 境界確定の訴えを起こす
  境界確定（けいかい確定）の訴えとは、接する土地の境界線に争いがある場合に、裁判所の判決によってその境界線を定めることを求める訴訟のことです
• 土地家屋調査士に相談
• 境界問題相談センターなど裁判外の紛争解決機関（ADR）に相談
• 筆界特定制度を利用

参考：

• 日本土地家屋調査士会連合会
• ADR境界問題相談センター
• 法務省：筆界特定制度

どこに相談したらよいかわからない場合は、お近くの不動産、相続に強い税理士、不動産鑑定士などの専門家に相談するのもよいでしょう。