国税庁が発表した『平成28事務年度における相続税の調査の状況について』によると、
贈与税の申告漏れ等の非違件数のうち、現金・預貯金等が占める件数は2,725件と、全体の73.1%を占めていました。
申告漏れ課税価格は1件当たり5,153万円と、その前年度の1件当たり540万円から約10倍と跳ね上がっています。
また、前年度、前々年度のデータでは、申告漏れ課税価格についても、85%以上が無申告のケースとなっていましたが、平成28事務年度では課税価格の7.6%が無申告でした。
これは多額の資産を有する富裕層を重点的に調査・管理する『重点管理富裕層プロジェクトチーム』の影響もあると考えられています。
贈与税の正しい申告を行うためには、正しい知識が不可欠です。
『親子間の借金による財産移転が贈与だとみなされないためのポイント』についての記事も合わせてご覧くださいませ。
メールマガジン例